2019年6月24日月曜日

ウエルシア薬局での健康チェック

毎月恒例のウエルシア薬局行田佐間店での健康チェックにお邪魔しました。3月から開始して、今回で4回目です。お馴染みのお客さんの参加もできなによりです。
この日は8人の利用があり対話になりました。
ぜひ継続していきましょー!

2019年6月19日水曜日

大腸がんチェック班会

みなさんこんにちは。
今日は、行田東支部の事務所で行われるサロンでの大腸がんチェックにお邪魔しました。
不肖わたくし(組織担当 高橋)めが準備をしてすすめ
させていただきましたが、お一人5年前に初期の大腸がんを摘出されたかたが陽性反応をしめされましたので、かかりつけの医療機関の受診をおすすめしました。大事にならないことを願っております。組合員さん8人が参加していただきました。
チェック後においしいシフォンケーキをいただきました。ケーキは市販品とのことですが、ハーブとラズベリーのジャムは自家製とのことですので、我が家でも育ててジャムを作ってみたいと密かに思うのでした。
 


2019年6月15日土曜日

第46回医療研究全国集会in三重②

2日目は<動く分科会>「ほんとうの青空を」~四日市公害反対運動に学ぶ~に参加しました。埼玉の参加者はこの分科会への参加が多く、全体36人のうち1/3が埼玉のメンバーでした。
ガイドは「磯津環境学校」を運営する元小学校教員の萩森繁樹さんと、元県会議員で四日市にお住いの萩原量吉さんのお二人でした。萩森さんは鈴鹿市のご出身ですが、小学校の教員を10年ほど前に定年退職され、「磯津通信」という月刊誌を発行されています。磯津通信は「公害患者や遺族からの聞き取り、公害患者を診る医師などの「人」の紹介や、近くに建設される下水処理場詳細など『地域情報室』のコーナー(中日新聞)」などで構成されていて、2010年4月の創刊から、これまで90号を数えます。下の写真は四日市市の塩浜地域にある入江付近で2枚目の写真のように対岸に第1コンビナートがそびえていました。写真には写っていませんが、この写真の背中の方角には民家が広がっていて、現在進行形ですが一番被害がひどかった地域とのことでした。

元県会議員の萩原さんからは、公害に関する住民運動や、被告となった第1 コンビナートの6社(中部電力三重火力、昭和四日市石油、三菱油化、三菱化成、三菱モンサント化成、石原産業)の様子などをお聞きしました。中には戦前からの大企業もあり、「徴用工」によって莫大な財を築いた企業もあるようでした。
上の写真は第3コンビナートにある四日市ポートビルからの景色です。四日市市は石油や石炭そして車などの貿易が盛んで「眠らない町」の印象を強く受けました。最近では「夜景」を売りにしているようです。
現在では大気中の有害物質の濃度は基準以下に抑えられていますが、その基準までは大丈夫という企業側の姿勢は変わらないようです。
この後に、昼食会場で「患者家族の会」の塚田さんからお話をお聞きしました。話が聞き取りづらかったのが残念でしたが、ご本人やお子さんも喘息の被害にあわれているということで、そのやるせなさが伝わってきましたが、生き生きと活動的な姿も素敵だなと感じました。
 行程の最後に四日市市立公害と環境未来館で見学をしました。資料館としては充実している感じを受けましたが、住民運動がなければ企業の改善はなかったという視点はなく、企業も努力しているというアピールに使われているという印象を受け違和感を覚えました。
四日市公害(四日市ぜんそく)については
ウィキペディアhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E6%97%A5%E5%B8%82%E3%81%9C%E3%82%93%E3%81%9D%E3%81%8F
などをご覧ください。

2019年6月14日金曜日

第46回医療研究全国集会in三重①

6/14(金)~15(土)にかけて「第46回医療研究全国集会in三重」に参加させていただきました。せっかく三重に行くのだからと、15日も宿泊させていただき16日(日)にはかねてから行きたかった伊勢神宮にも立ち寄りましたので、この場をお借りしてご報告させていただきたいと思います。少し長くなるかと思いますが、お付き合いお願いいたします。

まずは、初日。朝6:00に出発し、同僚と東京駅の新幹線のシートで待ち合わせしました。天気は曇りでしたが、途中の富士山も眺められ上々のスタート。
会場のある津市には10:30頃到着し、昼食を県庁の食堂でいただくことにしました。三重県産の豚肉などを使ったお弁当とお味噌汁は素朴でヘルシー内容でした。写真をとり忘れたのはうかつでした。

会場には12:00前に到着し、このころから雲行きが怪しくなってきました。
初日は全体会で、オープニングは三重うたごえ協議会による発表がありました。オリジナルの曲が多く、とても明るい曲が多かったのですが、中でも「寝たきり」ならぬ「出たきりばあさん」の楽曲は秀逸でした。この時点で、全体の参加は約600人だったようです。
 上の写真は全体会の記念講演。京都大学の岡田智弘教授の『「自治体戦略2040構想」は地域医療・介護に何をもたらすか』というテーマのお話しでした。
 私たち医療従事者にとって、常に国や自治体の動向というのは気になるものですが、2040年というのは、人口減少のなか団塊ジュニア(まさに私たちの年代なのですが)が高齢者になるということで、医療や介護などの社会保障費をどうするかは非常に重要な問題ですね。
 結局のところ、「公共サービスの産業化」政策のもと、国や自治体の責任を放棄して、企業を中心に「利益を追求してよいのでは?」という基本方針のもと戦略が練られていると感じました。2017年骨太方針には「(前略)人工知能(AI)、ビッグデータといった先端技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れ、経済発展と社会的課題の解決を両立していく新たな社会」とも規定し、具体的イメージとて、遠隔診療、介護用ロボットなどがすすむだろうということです。それ自体は必要な場面もあるとは理解しているのですが、医療や介護などの社会保障と営利活動が両立できるかは疑問ですね。
 他にもたくさん紹介したい内容はあるのですが、先生が「おわりに」で述べていた、「国や自治体を少数の大企業の「私物」ではなく、主権者である国民、住民のものに」という視点が重要だと感じました。
 
記念講演がおわり、休憩のあとの基調フォーラムの様子です。「これでええの?!現場から安心な医療・介護を考える」というテーマでシンポジウムがおこなわれました。
パネリストのみなさんからは、三重県の医療体制や、地域医療、救急医療、介護活動の現場から活動紹介と問題意識が交流されました。私が印象的だったのは松坂市で「いおうじ応急クリニック」を展開する院長の良雪(りょうせつ)先生のお話しでした。在宅医療も担いながら、救急の対応もするということで、総合病院との連携で成り立っている新しい形態だと感心しました。また「市民の中での協働」で社会参加をひろげることが大切とのことで、「フレイル」の視点も取り入られていることが印象的でした。


夜は、埼玉からの参加者26人で、伊勢?の海産物を堪能いたしました!伊勢海老はいただけませんでしたが、うちわがにもおいしかったです。